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11月から増えるインフルエンザ ― 早めの予防と受診の目安

11月に入ると気温が下がり、空気も乾燥してきます。

この時期から、インフルエンザをはじめとする呼吸器感染症が増えやすくなります。毎年、流行の時期や規模には違いがありますが、冬に向けて早めに予防を意識しておくことが大切です。

インフルエンザの主な症状

インフルエンザは、一般的な風邪と比べて急激に発症することが多く、次のような症状がみられます。

  • 38℃以上の急な発熱
  • 強い全身の倦怠感(だるさ)
  • 頭痛
  • 関節痛・筋肉痛
  • 咳、鼻水、のどの痛み

一方で、高齢者や免疫機能が低下している方では高熱が出ないこともあり、熱の高さだけで判断することはできません。

インフルエンザを予防するために

基本的な感染対策として、こまめな手洗い、定期的な換気、十分な睡眠、バランスのよい食事を心がけましょう。人が多い場所では、状況に応じてマスクを着用することも感染予防に役立ちます。

また、インフルエンザワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、発症する可能性を低くし、重症化を防ぐ効果が期待できます。

特に高齢者や基礎疾患(心臓病、肺の病気、腎臓病、糖尿病など)のある方は重症化しやすいため、流行が本格化する前の接種をおすすめします。

発熱したらどうすればいい?(受診のタイミング)

インフルエンザの迅速抗原検査は、発症直後ではウイルス量が十分に増えておらず、実際には感染していても「陰性」と判定されることがあります。そのため、検査結果は発症からの時間も踏まえて判断する必要があります。

ただし、「検査が正確になるまで待つ」必要はありません。症状が強い場合や、高齢者・基礎疾患のある方は、発症からの時間にかかわらず早めにご相談ください。

なお、抗インフルエンザ薬(ウイルスの増殖を抑える薬)は、一般的に発症から48時間以内に開始することで、より効果が期待できます。受診を我慢しすぎず、適切なタイミングで相談することが大切です。

こんなときは我慢せず早めの受診を

検査のタイミングにかかわらず、次のような症状や条件に当てはまる場合は、早めに受診してください。

  • 息苦しさや胸の痛みがある
  • 水分が十分に取れず、脱水が心配される
  • 意識がぼんやりしている、呼びかけへの反応が鈍い
  • 症状が急激に悪化している
  • 高齢者、または心臓・肺・腎臓の基礎疾患や糖尿病がある

「風邪かインフルエンザかわからない」と迷う場合や、つらい症状があるときは、無理をせず当院へご相談ください。

※当院では、インフルエンザワクチン接種を予約なしで受け付けています。接種をご希望の方は、診療時間内にお気軽にお申し付けください。